2005.05.26
 今日は修理に出していたVR300ミリがサービスから戻って来ました。早速テストです。

 結果から・・・同じレンズとは思えないほどシャープな写りに満足!一生もののレンズに変身しました。製造番号が違うので全く新しいものですが・・・。

 テストのレンズは右からVR300 f2.8,Ai300 f2.8,AF−S300 f4,VR80−400の4本です。80−400は300ミリでテストをしています。絞りは開放です。

ノートリの中央をピクセル等倍にしてみます。

 

 

 白い碍子の下のネジを見てもらえば解像度が分かると思います。見事にカタログのMTF曲線通りの結果になっています。VR300は理論値のレンズが出来ればこんな感じというクリアでシャープな写り方です。サービスで散々文句を言った成果ですヽ(^0^)ノ。鳥さんの撮影でのテレコンとの相性のテストも楽しみです。今回はX1.7でも充分使えそうな感じです。

 意外と80−400が健闘しています。400ミリだと甘く写ってしまいますが300ミリだとまずまずの画質です。ちなみに三脚に固定していますのでVR機能はオフにしてあります(オンにするとブレブレになります)VR300は賢いのでVRオンです。

 プロサービスに行くと「鳥の写真を撮っている鳥屋」と思われているらしく、いつも鳥の撮影についてあれこれ聞かれます。まあ、その方がうるさく文句を言うのに都合が良いので否定もせず話を合わせています。きっとめずらしいのでしょう。少なくとも、ここのサービスに来ているプロの方には「鳥屋」はいないようです。当然ピントのすっぽ抜けのクレームもまだ無いそうです。逆にピント精度のクレームは後を絶たないようです。ベンチテストでは問題がないことが多いようですから、レンズの性能不足の方が問題だと思います。ピントの検出の際、収差が大きいとそれがノイズとなって検出精度を落とすことが大きな原因だと思います。1200万画素が生み出す問題は大きいですね。

 ちなみに、D2系のピントの問題(ピントのすっぽ抜け)についても詳しく話しをしたところ、大井町の工場にレポートを提出させることが出来そうな感じです。うまくいけばファームアップデートで「何とかモード」と言うファンクションがメニューに加わるかも知れません。

kodak 14nX Ai300 f2.8 ISO160 RAW

イワツバメの頭掻きシーンです。ツバメは飛びながら色々なことをするのですね。妙に感心しました。

 14nXとAi300の組み合わせはいかがなものか、興味があったので使ってみました。ちなみにこの機材の組み合わせはツバメの撮影ではストレス製造マシンとなります。軽くて良いのですが、バランスがフロントヘビーで左腕が疲れる、フォーカスリングのピッチが遅すぎてピントを追うのが難しい、シャッターボタンを押してもすぐにシャッターが切れない・・・。普通は間違ってもこの様な使い方はしないでしょうから、別段問題は無いでしょう。

kodak 14nX Ai300 f2.8 ISO160 RAW

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